AI(人工知能)によって現在の仕事の半分はなくなるといわれています。
これは本当なのでしょうか?
不動産関係、不動産登記について考えてみましょう。
データ分析と予測
不動産業に関して軽く触れると、
AIは大量の不動産関連データを分析し、傾向や予測を行うことができます。
例えば、地価の予測や不動産市場の動向分析などにAIを活用することで、より正確な情報を提供することができます。
これにより、当事者や投資家は、より的確な意思決定を行うことができます。
専門知識がオープンになり、アクセスしやすくなるでしょう。
これが不動産の需要と供給にマッチするかは分かりませんが。。。
AIと不動産登記
こと、私たち司法書士の業務に関する不動産登記のと関わりには、以下のような側面があります。
- 自動化と効率化
AI技術は、不動産登記の手続きや情報管理を自動化し効率化するのに役立ちます。書類のスキャンやデータの抽出を自動化することができます。
AIを活用したシステムは、登記手続きの迅速化やエラーの削減に貢献することができます。 - セキュリティとプライバシー
不動産登記には機密性とセキュリティが求められます。
AI技術は、データの暗号化やアクセス制御などのセキュリティ対策に役立ちます。また、個人情報の取り扱いにおいても、AIはプライバシー保護を支援するための仕組みを提供することができます。 - 判例や法律情報の分析: AIは大量の判例や法律情報を高速で分析し、関連する情報や事例を抽出することができます。これにより、不動産登記における法的な問題やリスクの特定や予防が可能になります。また、AIを活用した司法書士事務所の支援システムは、法的なアドバイスや文書作成の効率化にも寄与します。
特に3に関してが驚異的であるといえます。
大量の申請データを解析し、抽出できるようになれば
必要な情報を入力して正確な登記申請書を作成できることになるでしょう。
登記の情報に誰でもアクセス可能ということです。
ただただ定型的な申請書作成業務をしていれば淘汰されていくことでしょう。
不動産登記に関していうならば、
申請書を作成するだけでなく、起こった事象から実体的な判断に落とし込むこと。
そもそも契約をまとめるところから関与していくこと。
人と人が交わるもっと川上の方から関わって、法的知識を提供していくことが必要になるのではないでしょうか?安心を提供する。
そもそも、登記責任は誰が担保するのでしょうか?
人口知能?それとも開発会社?国?
と、まだまだ司法書士として出来る領域は多いと感じています。
ともあれ、AIの進歩により、不動産登記の手続きや情報管理の効率化、正確性の向上、セキュリティの強化などが期待されています。
AIを相棒として活用できる司法書士が生き残っていくのではないでしょうか。
重要な判断や審査の場面では人間の専門知識や判断力が必要とされるため、AIと人間の協働が重要です。
当事務所では新しい知識やガジェットを広く取り入れて業務をしております。
また 浜松・湖西・磐田・袋井・掛川などのエリアで相続登記。売買や新築建物の登記に伴った抵当権の設定登記や、住宅ローンの完済などによる抵当権抹消登記も多く取り扱っております。
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