遺産分割協議において、気になるのが「ハンコ代」の存在です。
なんとなく怪しい響きの言葉ですが、この記事では、ハンコ代の必要性や具体的な事例に焦点を当て、遺産分割協議におけるポイントを解説します。
1. ハンコ代って何?
遺産分割協議を成立させるためには相続人のサインやハンコが必要です。
この際に相続財産をもらえなかった相続人に対して代償として支払うお金を代償金といいます。
相続人の一人が『代償金をもらえなければハンコを押さない!』と主張した場合、ハンコを押してもらうために払うお金の意味合いも込めて「ハンコ代」と言われます。
主張がなければ払わなくてもいいものではあります。
相続人間で財産を相続できなかった人へ、渡すこともあります。
2. 遺産分割協議におけるハンコ代
ですので、遺産分割協議においてハンコ代は、代償金となります。
贈与と考えがちですが、本来的な意味合いは代償金です。
遺産分割協議が成立し、相続人間の同意や合意を示す印として、ハンコは法的な重要性を持っています。そのため、ハンコ代は協議のスムーズな進行に必要な場合があります。
遺産分割協議におけるハンコ代についての理解を深め、スムーズで合理的な手続きを心掛けましょう。
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