私はプロフィールにも書いたように末の娘を亡くしています。
その経験から同じようにいわゆる『天使パパ』 子供を失った父親に何か発信できたらいいなと思っています。
また、天使パパ・ママに接する機会のある方にも参考にしていただければと思います。
はじめに
今回は、同じような苦しみを抱える人がいる。
自分だけじゃないということを知ってもらいたい。
喪失感を抱いている人がいるということだけなんとなくわかっていただけたらいいなと思っています。
もちろん全員が同じ経験をしているわけではなく、全員が特別な自分のみの悲しみ・喪失を抱えていますので、『分かるよ。』『辛いよね。』という言葉は安易にかけることができないことは私も分かっています。
その上で、天使パパには社会や人に対して不安や敵対心を持つこともあるのが当たり前なんだと気づいてもらい、少しでも気持ちが楽になってもらえるように。
天使パパに接する人にはこういう事に気をつけたらいいかな。と少しでもわかってもらえるヒントにできたらいいなと思います。
傷ついた言葉
私が言われて辛かった言葉たちの一例
- 今回のことは仕方がなかった
→仕方がないで済む問題ではないし。何様だよ! - あの子はあなた達に何かを教えてくれるために生まれてきたんだよ
→こんな悲しい経験でなにも学びたくない。経験なんかしたくなかった。 - 父親なのだから。しっかり家族・母親を支えなさい。
→父親は悲しんではいけないのだろうか。僕も親なのに - 大丈夫???(職場にて)
→はい。としか言えない。大丈夫ではないので、聞かないでほしい。 - 私も猫が死んで悲しかった。
→まじで論外 - 同じような思いをしている人がたくさんいるから元気を出しなさい。
→それと今自分がつらいのは関係ない。元気を出してほしいのはあなたが元気になってくれた方が安心するからでしょ?
正直にポジティブな言葉を投げかけられてもまったく素直に受け取れないです。
また僕の場合は、出生して間もなく子供が亡くなってしまったので、母親である妻を支えてあげるようにと多くの人に言われましたが、その度に自分も親なのに悲しい状況を我慢しろ!お前は大丈夫だろ!と言われているようでとても辛かったです。
子供の死に意味付けをしてあなた達の成長に~とか言われても、そんな事で成長はしたくなかったし、そんな成長を促すために自分たちの子供を亡くしたいだなんて全く思わなかったのでとても悲しい気持ちになりました。
毎日深夜まで妻と語り合い泣きじゃくっていました。
そして何より難しいなあと思ったのが自分の両親または義両親との関係です。
これについてはまた別の記事で説明したいと思います。
天使パパ・ママに接する
とても難しいと思います。
正常な状態ではいられないので。
元気を出すように。など声をかけるのではなく、メンタル的に落ちているので日常生活のお手伝いを黙ってしてくれることが一番の支えになると思います。
精神的なことを言ったり、元気を出させようとしたりすることはかえって逆効果になると思いますのでご注意いただけれといいかなと思います。
また、他の人も同じ経験をしていたのよ。とかこんな感じでも元気に生きている人たちがいるのよ。
なんていう言葉は全く耳に入りません。
経験をしたご本人が語るのであれば違いますが、伝聞では逆効果です。
特別なその人達だけの経験であることを理解いただけるといいと思います。
話を無理に聞き出すのも遠慮いただけたらと思います。残酷な現実に向き合わせることになります。
本人が話すかどうかを決めることです。話始めたら聞いてあげてください。
何と声をかけていいか難しい。どうしていいかもどかしい。接する皆さん共通の想いだと思います。
正解があるわけではありませんが、NGがあることは確かだと思います。
参考にしていただければと思います。
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